センター長 挨拶

ueki田中 真美

東北大学副理事(男女共同参画担当) / 医工学研究科 教授

略歴は、こちらから。

 

1907年に設立した東北大学は、開学の理念として「門戸開放」「研究第一」「実学尊重」を掲げ、多様な人材に入学の門戸を開放し、1913年には日本で初めて女性の大学生の入学を受け入れました。留学生も含め、本学では黎明期からダイバーシティを重視して参りました。

2001年に全国に先駆けて男女共同参画委員会を立ち上げ、2002年に「男女共同参画のための東北大学宣言」を発出し、女子学生入学百周年にあたる2013年には、「男女共同参画推進のための行動指針」を策定し、共同参画をさらに推進してきました。 その結果、2021年5月1日には、博士課程学生における女性比率は30.9%に向上し、2022年1月1日には教員の女性比率は19.9%へ増加しました。

東北大学はこれまでの男女共同参画に関する宣言、行動指針、基本方針を継承しつつ、これらをさらに発展させるために「東北大学ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)推進宣言」を2022年4月5日に発出しました。この宣言では、多様性、公正性、包摂性を掲げ、全ての構成員がダイバーシティを尊重し、かつ、全ての構成員のダイバーシティが尊重されるよう、意識啓発や環境・制度整備を促進することを謳っています。

創立115周年、総合大学100周年を迎える東北大学は、本学が誇る総合知を結集し、現在のみならず未来の人類の幸福をも目指して新たな社会価値の創造へ向けて挑戦し続けるために、キャンパス内外におけるDEIを推進します。

2022年4月5日
東北大学副理事(男女共同参画担当)
男女共同参画推進センター長
田中 真美

男女共同参画委員会委員長 挨拶

ueki大隅 典子

東北大学副学長(広報・ダイバーシティ担当) / 医学系研究科 教授

略歴は、こちらから。

 

TUMUGの愛称で呼ばれる本男女共同参画推進センターは2014年に設置され、2018年より前センター長の植木俊哉理事より引き継がせて頂いたバトンを、本年2022年、田中真美副理事(男女共同参画担当・医工学研究科教授)に受け渡しました。

1907年に日本で3番目の帝国大学として設立された本学は、1913年に我が国で初めて3名の女子学生を受入れていながら、自然科学系分野の占める割合が大きいこともあり、女性の参画という点においては残念ながら十分に進んでいませんでした。

そこで、2001年より男女共同参画委員会を設立し、2002年に「男女共同参画推進に関する東北大学宣言」を発出し、共同参画に関する啓発や女性研究者育成支援に取り組むことになりました。例えば、文部科学省の支援を受けた「杜の都女性科学者ハードリング支援事業」(2006年より3年間)、ならびに「杜の都ジャンプアップ事業for 2013」(2009年より5年間)を実施し、さらに大学独自予算による女性研究者育成支援活動を展開してきました。2006年より、「東北大学サイエンス・エンジェル(略称はSA、2022年よりサイエンス・アンバサダーに名称変更)」という次世代育成事業も開始しました。

さらに2013年には、女子学生入学百周年を記念して、「男女共同参画推進のための行動指針」を発信しました。同指針には1)両立支援・環境整備、2)女性リーダー育成、3)次世代育成、4)顕彰制度、5)地域連携、6)国際化対応、7)支援推進体制、の7プログラムが掲げられ、以来、男女共同参画委員のもとに置かれた本センターは、東北大学における男女共同参画を実質的に推進する主体となっています。

2016年からは文部科学省 科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)として「杜の都女性研究者エンパワーメント推進事業」を推進するとともに、大学独自予算により女性研究者採用促進事業を展開してきました。2018年4月からは、学内第三保育園として「青葉山みどり保育園」が開園し、さらに星陵地区の「星の子保育園」も拡充し、「川内けやき保育園」も合わせ、国内大学最大規模である258名の定員の学内保育園を擁し、男女限らず子育て中の教職員・学生の皆様に活用して頂く体制が整いました。

また「女性リーダー育成」として、各種スキルアップのためのセミナーや研究費等の支援を行うとともに、2017年より「紫千代萩(むらさきせんだいはぎ)賞」という女性研究者を対象とした顕彰制度を設立し、人文・社会科学分野、理学・工学分野、農学・生命科学分野、医歯薬学・保健分野の4分野において、それぞれ素晴らしい女性研究者に賞を授与しています。

これまで東北大学における共同参画活動は、マイノリティとしての集団の一つである「女性」に軸足を置いてきましたが、そもそも本学開学時の「門戸開放」という理念は、「女性のために」あったのではありません。3番目の帝国大学として、優れた人材を広く求めるために、旧制高校卒業生以外に高等師範学校の卒業生や高等師範免許をもった人にも受験資格を与えることが目的でした。2017年、指定国立大学として最初の3校の1つに認められた本学は、国際化を推進し、世界から尊敬される大学を目指しています。その上で、外国籍を有する教職員・学生への支援や、障がいを持った方々の参画などの課題も残されています。

そこで今年2022年4月5日、東北大学は「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)推進宣言」を発出しました。本学は国際的なアカデミアの中で、多様なステークホルダーの公正性に配慮し、包摂的なキャンパスを実現するために必要な制度改革や支援体制の整備をさらに推進して参ります。

体制強化のために今年度より、男女共同参画委員会と男女共同参画推進センターを車の両輪として進めることとなりました。田中真美センター長率いるTUMUGでは、引き続き、各種支援事業やSAによる次世代育成を推進していきます。一方、委員会では、全学の部局の意見を吸い上げ、第4期中期計画・中期目標に掲げた女性研究者比率の対2021年度3%増に向けてのロードマップを描きつつ、DEIの理念を早期に具現化するための方向性を議論し、必要な施策を決定します。

今後もいっそう本学の人的ダイバーシティの推進に励む所存です。

男女共同参画推進基金へのご支援も含め、どうぞ皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

2022年5月1日
東北大学副学長(広報・ダイバーシティ担当)
男女共同参画委員会委員長
大隅典子