【取材・来訪】ノーベル生理学・医学賞受賞オリヴァー・スミティーズ教授、前田信代教授ご夫妻男女共同参画推進センター来訪

【開催日】 2014年12月10日(水)10:00-12:00
【会場】 東北大学男女共同参画推進センター

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ノースカロライナ大学チャペルヒル校教授であり、2007年ノーベル生理学・医学賞受賞者であるDr. Oliver Smithies氏とノースカロライナ大学チャペルヒル校ロバート・H・ワグナー特別教授である前田信代氏ご夫妻が男女共同参画推進センターを訪問し、意見交換会を行いました。本センターからは、大隅副センター長、橋爪センター助手、サイエンス・エンジェルや女性研究者ら10名が参加しました。
動脈硬化のモデルマウス作製で有名な前田信代先生ですが、「研究との出会いは、思い返せば、”アサガオの開花についての自由研究”がはじまりだった。」という微笑ましいエピソードを語りました。スミティーズ先生は、「研究のひらめきを得るには、よく眠り、たくさんのディスカッションをすることが大事。後輩などに教えるということも自分の考えや研究内容についてより深める良い機会になる。」、「将来のパートナー選びはとても大切。お互いを尊重し合える相手を選びましょう。」というアドバイスがありました。
日本では理系に進学する女子学生がまだまだ少ないのが現状ですが、前田先生はノースカロライナ大学では半数以上が女子学生であるとのこと。意見交換は2時間経っても尽きることなく、次世代の女性研究者へ温かいエールをいただきました。

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参加SAの声

  • 自分の夢を語ることでそれに対する責任感のようなものが生まれ、実現に向かって一歩進める気がした。成功者であっても、紆余曲折を経て今の状況に至っていること、その時その時でベストを尽くすことが物事を好転させていくのだと思えた。
  • Talking my dream and hope is produce one step for realization of them. Even if it is a winner, it leads to the present situation after many twists and turns. And doing my best is change things to the good direction.
  • 座談会に参加し、両先生の気さくな人柄と研究にメリハリを持って熱心に取り組み、結果を出してきた過程に感銘を受けました。私たちの話にも丁寧に耳を傾けていただき、一人ひとりに暖かいコメントやアドバイスをいただけたので非常に励みになりました。特に、前田先生のお話は、同じ女性・東北大学の卒業生として、自分の夢を阻む壁を言い訳にせず、自分で周りを説得して道を切り開いていったところに憧れを抱きました。自分の今や将来を考える良いきっかけとなりました。
  • I was impressed with their friendliness and their story about how they succeed and balanced their life and work. They encouraged me a lot by listening to my story and also gave me advice. I was really happy to be able to Ms. Maeda’s story because she was woman and graduated Tohoku university as I did. I was really impressed that she didn’t give up her hope even if there were problems. It helped me to think about my life now and my future.