【コラム】 ワークライフバランス

鈴木(升谷)敦子 [環境科学研究科 自然共生システム学講座 助教]

これまでワークライフバランスをあまり意識しないできましたが、先日結婚したことを機に仕事と家庭について考えてみました。
私は、母が専業主婦だったこともあり、以前は「仕事をする女性」というものを具体的にイメージできませんでした。学生の頃には、仕事と家庭どちらも大変そうに思えて、両立できるかなと自信がありませんでした。今年で助教4年目ですが、実際に働いてみて考えは変わりました。一番大きな変化は、仕事を通して社会に貢献することにやりがいを感じるようになったことです。ぜひ仕事を続けていきたいと思うようになりました。
一昔前まで女性が一手に引き受けていた家事、育児、介護等はどうすればよいのか、という疑問は依然としてあります。男性・女性両方の価値観の変化や、支援制度の整備などにおいて今は転換期だと思います。
幸い、夫は私が働くことに賛成で家事も協力してやっていこうと言っています。家庭と両立させて仕事をしている先輩女性研究者から具体的に話を聞く機会も増え、参考になっています。前向きに、仕事も家庭もこれからがんばっていこうと思います。