【報告】2016夏休みサイエンススクエア 「エコーマイクをつくろう -サイエンス・エンジェルと音の冒険- 」(2016/8/6&8/7実施)

【イベント】2016夏休みサイエンススクエア「エコーマイクをつくろう
      -サイエンス・エンジェルと音の冒険-」
【開催日】 2016年8月6日(土)~7日(日)10:00-16:00
【会 場】 国立科学博物館(東京都)
【参加者】 イベント参加者:112名(2日間)、SA 3名、スタッフ 1名

   

独立行政法人国立科学博物館主催により、小学生から一般を対象とした「2016夏休みサイエンススクエア」(7月26日~8月14日)が開催され、出展を行いました。SAからは、「エコーマイクをつくろう -サイエンス・エンジェルと音の冒険- 」を企画・実施し、手軽に手に入るもの(プラスチックコップ、厚紙、針金)を使ってエコーマイクを作ることで、子どもたちに科学を身近に感じてもらいました。工作は、パーツ選び、穴あけ、バネ作り、マイクの装飾、パーツの組み合わせ等、段階を 追って行い、工作終了後には、それぞれのマイクの出来栄えを試しあい、選んだパーツや作り方(マイクの長さ、バネのサイズ、コップの大きさ等)によって 異なって音が聞こえることを実感してもらいました。SAが音の発生や音が伝わる仕組み、音の速さ等について楽器ややまびこ等を例に挙 げながら説明をし、エコーマイクの原理を小学生に楽しみながら伝えることができました。

参加したSAの感想

  • エコーマイクの原理を子供達にわかりやすいように説明するのはやや難しかったが、身近な例を挙げたことで、エコー現象の原理を理解してもらうことができたと思う。また、エコーマイクの材料となるコップや針金の素材や声を出す位置を変えることによっても、エコーのかかり方が異なることなども示した。今回のイベント当日だけでなく、今後の課題を見てもらうことで科学に興味を持つきっかけになってもらえたら嬉しいと思う。
  • 低学年の子には難しい作業もあると予想していたが、みな一生懸命工作に取り組んでくれて、全員がエコーマイクを持ち帰れたのが良かった。自分が担当したエコーマイクの原理説明では、一方向の説明にならないよう、クイズなどを交えながら、わかりやすく解説するよう心がけた。一方で、わかりやすく説明しようとしすぎて、スムーズに解説できなかった回があったのが、個人的な反省点である。しかしながら、小学生が楽しく工作をしてくれて、身近な「音」について、科学的に考える時間を作れたのは嬉しかった。
  • 112人の小学生に、音が聞こえる仕組みを工作しながら知って貰うことができ、子どもたちの反応も良かったため、教える側の私も嬉しかった。分かりやすい言葉でゆっくり話すように、また作りやすい方法で教えられるように心がけ、小学生に説明するスキルが得られた。自由研究への応用の質問に答えられたのは良かったと思う。紙コップを持っていっていたので、比較用に作っても良かったかもしれないが、時間配分や説明等、概ね問題なく実行できて良かった。

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