【日 時】 2017年7月25日(火)・26日(水) 12:00 ~ 13:30 【会 場】 東北大学理学研究科合同A棟 2階 第2・3共通講義室(204号室、205号室) 【対 象】 中学生・高校生、学部学生(男女問わず) 【参加人数】 7月25日 105名、7月26日 128名(付き添い含まず) 【ポスター】 詳細は、こちら(PDF)から
















文部科学省 科学技術人材育成費補助事業
ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)
「杜の都女性研究者エンパワーメント推進事業(H28~H33)」
オープンキャンパスにて開催された本セミナーでは、理系学部への進学をめざす全国の中学生・高校生、学部学生に対して、東北大学の若手女性研究者と東北大学サイエンス・エンジェル(SA)が、講演を通じて理系分野での研究の面白さ、魅力を伝えました。またグループトークでは、医学・歯学・薬学や理学、工学など自然科学系の各部局に所属する東北大学サイエンス・エンジェルが、理系学部への進学に興味を持つ女子中高生の疑問・悩み・相談にお答えしました。
また、会期中、田中真美副センター長(医工学研究科/工学研究科 教授)とサイエンス・エンジェルが、東北大学サイエンス・エンジェルの活動について、日刊工業新聞の取材を受けました。
プログラム
7月25日(火)
12:00 ~ 12:45「若手女性研究者及びSAによる講演会」(204号室)
- 「環境経済学で創れ!!素敵な地球の未来」井元 智子(農学研究科 准教授)
- 「液体金属から半導体をつくる」川西 咲子(多元物質科学研究所 助教)
- 「生きる地球 -自然との共生- 」平田 萌々子(理学研究科 博士課程後期3年)
12:45 ~ 13:30「SAによる進路に関するグループトーク」(205号室)
7月26日(水)
12:00 ~ 12:45「若手女性研究者及びSAによる講演会」(204号室)
- 「数学者って何?数学の研究を仕事にするとは?」福泉 麗佳(情報科学研究科 准教授)
- 「植物の光合成を目で見る技術!」上妻 馨梨(生命科学研究科 博士研究員)
- 「DNA類似構造を持つ副作用のない薬を創る -有機化学のチカラ- 」福與 悠里(理学研究科 博士課程前期2年)
12:45 ~ 13:30 SAによる進路に関するグループトーク(205号室)
参加したSAの振り返り
- 今回私は、コアメンバーとして企画運営から携わらせていただきました。展示や当日の進行について話し合い、それを実行する過程を通して、皆で協力して一つの企画を実現するやりがいと楽しさを感じました。当日は、先生方や学生の講演を聞くことで、自身が進路選択したときのことを思い出し、初心に返りました。また、高校生に大学生活のことを話したり、研究内容を説明することで、自身を見つめ直す良いきっかけとなりました。
- 高校生からエネルギーをもらった(研究へのモチベーションが上がった)。またSAとの準備・運営等を通じて全体を俯瞰する視野が培われた。「いま何をすべきか」主体的に考えることができた。何よりも新たなSAのつながりができた。
- 15分講演させていただいたことが、本当にいい経験になりました。スライドや話の進め方に関して、打ち合わせで皆さんからたくさんの適切なアドバイスをいただき、なんとか仕上げて当日を迎えることができました。スライドの準備から、本番までスタッフの方やSAの皆さんに本当に助けられました。卒論発表以外に講演をした経験がなく、不安に押しつぶされそうになりましたが、お蔭さまで無事になんとかやりきることができました。
- 自分の体験や研究の話を通して、高校生に少しでも東北大学や研究の魅力を伝えることができたと思う。また、博士の先輩や女性研究者の話を聴いて、理系女性としての自分の生き方を考える機会になり、生き方に正解はなく、やりたいことを目指して進めばよいと考えることができた。さらに自分以外の人の話も聞くことで、考え方の幅だけでなく、話し方や伝え方についても参考になる点を多々得ることができた。
- 講演者の方々の講演の構成がとても分かりやすかったので、今後自分が出張セミナー等に参加した時の参考にさせていただきたいと思いました。また自分自身、展示物づくりなどを通して、東北大の良さを再認識し、他の学部のことを知ることができたことで自分の視野を広げることができました。今後は、今回知った他学部の情報などを織り交ぜながら、より魅力的な講演をできるSAになりたいと思います。
- 高校生や中学生の方々の疑問に答えたり、相談や悩みをきかせていただく中で、色々な目的でこのオープンキャンパスに参加している人がいることに改めて気付かされた。お話をさせていただいた学生さんたちの将来がとても楽しみだと思った。
- 可能な限り生徒さん・親御さんの疑問・不安を聞き出して,自分の経験をお話しする…というスタイルで活動しておりました。今年は「研究者って何だろう」というテーマだったためか、研究していて感じることや、研究者を目指すのはいいがどんな人生になっていくのか、といった点をよく聞かれました。私自身が昔悩んだこと、また現在進行形で悩んでいることに答えが出せれば、もっと役に立てるかもしれない、と感じました。
参加者の声
- 環境経済学とは何かがよくわかりました。研究者が経済学を使用しているのは面白いと思いました。
- 世界初というものは私にとって遠い存在だと思っていたのですが、世界初の発見に携わった先生の話を聞いて、ただ世界初を目指すことが目的ではなく、問題を解決、よくすることを目的とすることが大事だとわかった。
- 企業と大学での研究どちらもされたと聞いて、自分もとても気になっている所だったのでとても参考になりました!
- 地震について研究しているということで興味があった。JICAに参加した話、高校生へのメッセージは特に勉強になった。
- 数学者は海外に飛び回って研究会や討論をする機会がたくさんあるときいて、具体的な大学課程修了後の様子がよく分かりました。
- 植物を研究していくことで、人の生活に役立てるものを生み出せるという点が、すごいことだと思いました。
- 海外生活や移動が日常的に話されていて、素晴らしいなあと感じました。
- 学生さんなのに(まだ教える立場ではないのに)プレゼン能力がすばらしいと思いました。高校、大学から大学院へ進学する様子がとてもわかりやすく、研究の中身を説明する時も、頭の中で理解され、自分の言葉でしゃべっていると思いました。
- 学部に迷っていたけれど、その学部に入ったいきさつや、入ってからの生活を詳しく聞けて良かったです。東北大の魅力も分かりました。優しく対応してもらえて、質問もできたので本当に良かったです!
- どの方も自身の進路について悩んだことや経歴をお話くださり、自分のやりたいことに向かう道は1つだけではないのだと感じました。楽しく有意義な講演ありがとうございました。
- 子どもがとてもよい影響を受けたと思います。ありがとうございました。
リンク
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