【報告】出張セミナー 宮城県立宮城第一高等学校(2017/11/9開催)

【日 時】 2017年11月9日(木) 13:40 ~ 14:35
【会 場】 宮城県立宮城第一高等学校

「ミヤイチ☆キャンパスI」において、理数科1年次(80名)を対象に7名のサイエンス・エンジェルがそれぞれの研究内容や進路選択についてのショートプレゼンテーションを行いました。その後、3グループに分かれてグループトークを行い、詳しい研究内容や研究科ごとの入試制度・大学生活などについて質疑応答を行い、生徒の進学意識、学習への意欲をより高める契機を提供しました。

参加SAの声

  • 今回のイベントを通して、相手目線(今回は高校生)で物事を考える大切さを改めて感じました。堅苦しくなってしまったので、学生からの質問を待つのではなく、SAからも会話を促した方がよかったと感じた。
  • 高校生に出張セミナーというかたちで進路に関して話す機会は初めてのことだったので、講義室で生徒さん方から注目されながら自分のことを話すのは緊張したが良い経験になった。一歩先を生きている身としては高校生に視野を広げてほしくて色々なことを伝えていきたいと思うが、自分で良いのだろうかとか、迷惑がられてはいないだろうかという不安もあったが、とても良い生徒さんたちだったので今回思い切って行って良かった。
  • 生徒さん全員が顔を上げて集中して聞いている様子がとても印象深かったので、もっと生徒さんたちと近い距離でざっくばらんにトークできる時間が欲しかったなと感じた。解散後に廊下で話しかけてくれた生徒さんが数名いたので、彼らもラフに話せたほうが気軽でよかったのではと感じた。
  • 高校生に自分の研究を伝えるためにはどうしたら良いか、自分の研究について客観的に考える良い機会になりました。研究分野に対する理解が不十分なところを自覚できてよかったです。それから、これまでの進路選択を振り返る機会にもなりました。理系の道を選んだきっかけを思い出して、好きなことができている自分は幸せだなと思えました。
  • SAの話を時折メモをとりながら真剣に聞いている姿や、グループトークが終わった後も個人的に質問に来てくれた生徒さんたちを見て、自分の進路について悩みながらも真剣に考えている姿勢が伝わってきました。最初は高校生にどのようなことを伝えればよいか分からず、戸惑いもありましたが、自分の進路選択から大学生活について振り返る良い機会になったと思います。また、久しぶりに自由で、個性豊かな母校の雰囲気を感じることができました。
  • 自分の進路選択を振り返ったり、研究について分かりやすく説明するにはどうしたらよいか考えたり、普段考えないことを考えるきっかけになってよかったです。純粋にこの学問がやりたいと思って突き進んでいた数年前を思い出し、改めて頑張っていきたいと思いました。また、高校生の質問に答えていく中で自分の自信にもつながりました。
  • 全体での質問が終わったあとに、薬剤師を希望しているが文系科目が好きで理系科目が苦手なので進路に悩んでいる、など個人的な質問をしてくれた生徒さんがいました。自分もそうだったので、自分のリアルな考えや経験を交えて話ができました。その生徒さんの進路選択の参考に、少しでもなれたらいいなあと思います。

参加した高校生の声

  • SAのみなさんはずっと勉強しておちゃらけていないというイメージを勝手に持っていたが,わりと普通の高校生だったようで少しホッとした(だからといって油断してはいけない)。理系の世界は高校,大学,大学院に行くにつれて樹形図のように広がっていた。今日来てくださった7人のSAのみなさんはそれぞれ研究していることが違い,話を聞いていて面白かった。
  • 自分の好きな教科は文系ですが理系の道に進んでいいのか悩んでいたのですが,今回薬学部の方に質問させていただき,最後まで真摯に聞いて,一緒に考えてくださったのでとても心が軽くなりました。これからは苦手な教科も全力で頑張っていきたいです。
  • サイエンスエンジェルの方々の話を聞いて思ったのは,大学に行ってからやりたいことや将来の目標が変わった,という方が多かった,ということだ。大学に入学してから,様々な分野の研究にふれることによって,今まで目を向けてこなかったものに興味を引かれることが多いのだろうかと僕は思った。このように様々な分野の興味深い研究に触れられる東北大学は,将来の選択肢を広げるには最高の環境だと思うので,東北大学で学びたいとよりいっそう思うようになった。
  • SA の皆様は,「やりたいこと」,「好きなこと」,「興味があること」を重視して進路選択をされているというのを聞いて,私もそれを参考にして進路選択をしていこうと思った。また,東北大学の学生さんはまじめで堅いというイメージがあったが,SAの皆様は個性豊かで安心でき,東北大学に憧れを抱いた。
  • サイエンスエンジェルの方々のお話はどれも面白くて,大学でキャンパスライフが楽しみになるものばかりでした。まだ進路が明確に決まっていないどころか,やりたいことも特になく,少し焦っていた私にとって,「やりたいことがなくても焦らず,色々なことに興味をもって挑戦するといい」という言葉はとても印象に残りました。3年後,憧れの楽しいキャンパスライフを送れるよう,今はやりたいことを見つけるためにたくさんのことに挑戦していこうと思います。
  • 私は以前,東北大学のオープンキャンパスでサイエンスエンジェルの方々とお話したことがあります。その時のお話を聞いて,理数科のある宮城一高に入学したので今回またこうしてお話が聞けて良かったです。皆さんのパワーポイントはそれぞれに個性があり,「こちらに伝えたい」という意思が伝わってくるものでした。それぞれの学科の説明や学生時代にどのようなことを行ってきたのか,教科の得意不得意など私たちに必要な情報がたくさんあり,とても役立ちました。
  • 今回SAの方々のお話を聞いて,これまで考えていた分野以外にも理系には様々な分野があることが分かった。SAの方々はずっと勉強漬けの高校生活を送っていたのかと思っていたが,思っていたより勉強以外のこともしていてびっくりした。大学には様々な学部があり,その専門以外の講義をとったり,やってみたい研究ができたりと,大学は自由に勉強できるんだなと思い,進学への意欲は高まった。今後の自分の進路についてもっとしっかり考えようと思った。
  • 今までは一度進路を決めたら変えてはいけないという固定概念があり,少し気負いすぎていたけれども,今日のお話を聞き自分に合う環境を求め途中で進路を変えても良いのだと思い,少し気が楽になったと思いました。

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