【報告】東北大学男女共同参画セミナー「研究者ってなに?「SA OG」編」(2018/03/10開催)

【日  時】 2018年3月10日(土)13:00-15:00
【会  場】 東北大学片平北門会館エスパス・セリシィール(東北大学片平キャンパス)
【対  象】 学部学生・大学院生、中高生およびその保護者、その他東北大学サイエンス・エンジェルに興味のある方
【ポスター】 詳細は、こちら(PDF)から
【参加者数】 35名(関係者含む)

次世代の女性研究者育成のための取組として、セミナー「研究者ってなに?『SA OG』編」を開催 しました。本セミナーでは、本学の自然科学系の大学院を終了後に研究職として社会で活躍する若 手の女性研究者より、研究内容や日常生活、ワークライフバランスについて、さらには、理系進路 や研究職の実際や魅力について講演がありました。また、講演者が本学に在学中に活動していた「東 北大学サイエンス・エンジェル」について、その概要と活動内容の紹介がありました。講演終了後 には講演者とのグループトークや、東北大学サイエンス・エンジェルの活動内容の体験会を行いました。

プログラム

13:00-13:05 開会あいさつ 田中 真美(東北大学男女共同参画推進センター 副センター長、医工学研究科/ 工学研究科 教授)
13:05-13:10 SA概要紹介
13:10-13:25 講演1 「とある工学部助教の日常:ポスドクから教員になって変わったこと変わらないこと」 八重樫 咲子 氏(山梨大学大学院総合研究部工学域・助教)
13:25-13:40 講演2 「研究者の魅力って? ~ヒトを笑顔にするモノづくり~」 中村 友香 氏(花王株式会社 香料開発研究所 研究員)
13:40-13:55 講演3 「結晶を通して世界とつながる」 丸山 美帆子 氏(大阪大学レーザー科学研究所・特任研究員)
13:55-14:00 休憩
14:00-14:45 グループトーク
14:45-14:55 SAによる活動紹介
14:55-15:00 閉会あいさつ 田中 真美(東北大学男女共同参画推進センター 副センター長、医工学研究科/ 工学研究科 教授)

参加SAの声

  • SAOGの先輩方が大学・研究機関、企業などでそれぞれどのように研究活動を続けているのか、SA当時の経験が今にどう役立っているのか、お話を伺うことができてとても楽しかった。また、今回は活動報告をする機会も与えていただき、今年1年自分がどのように活動してきたのか、そこで何を得たのか、振り返るとてもいい機会になった。企画していただき、ありがとうございました!
  • SAOGの講演が本当に面白く、また近い将来の自分をイメージすることができ大変意義ある時間を送ることができた。研究職と言ってもアカデミアや企業など環境は様々。プライベートに関しても「正解」はなくいろいろな形があって良い。そう思えたことで気持ちが軽くなった。私は私らしく自分の選んだ道を笑顔で突き進もうと、前向きに思えた。
  • 講演会の内容で特に印象的だったのは「〜ねばならない」はないというお話です。女性研究者は身近には多くなく、自分の人生のモデルとなるような人がなかなかいないのが現状です。限られた人のお話だけを聞いていると、「こうしなくちゃならない」という印象を受けがちなので、自分が良いと思うように、オリジナルの人生を歩もうということは、大変励みになりました。
  • 学校に残った人だけでなく、企業へ行って活躍している方の話も聞けたので良かったです。研究とプライベートの両立は難しいのかなと思っていたのですが、実際こなせている方の話を聞いて私も同じようにやりたいなと思いました。
  • 科学イベント系に絡んだのは1年半ぶりだったので、単純に楽しかった。講演会では、それぞれ異なるフィールドで研究者として活躍している先輩方の話をきき、自分は志望しない(できない)ものの、研究はやっぱり面白いなぁと思った。同時に、なぜ自分が博士課程に進んでおきながら「研究者を選べないと感じているか」に今後の活動のヒントがあるように思うので、少し考えてみようと思った。

参加者の声

  • 初めてSAというものを知りました。とても楽しそうな活動だと思いました。
  • SAの活動に興味があり、具体的にどんな活動をしているかについて知りたくて、今日参加させて頂きました。現役SAさんのお話が聞けて良かったです。ありがとうございました。
  • 初めてSAOGからの話をゆっくり聞けたので、大変面白かったです。「将来」のイメージが少しもてました。
  • 講演者の現在の生活について、詳しく知ることができたので、良かったです。
  • 研究者の生活というものを想像ができなかったので、想像できる機会となって楽しかったです。
  • 研究者になりたいと思い参加しましたが、研究者といっても、企業で勤めている方や大学で働いている方、出産で休業を何回かされている方等様々で、より具体的に未来をイメージすることができました。