【報告】東北大学男女共同参画セミナー「研究者ってなに?「SA OG」編」(2020/02/15開催)

【日  時】 2020年2月15日(土)13:30 ~ 15:30
【会  場】 流体科学研究所 G・COE棟 セミナー室(片平キャンパス)
【対  象】 学部学生・大学院生、中高生およびその保護者、その他東北大学サイエンス・エンジェルに興味のある方
【ポスター】 詳細は、こちら(PDF)から
【参加者数】 30名(関係者含む)

次世代の女性研究者育成のための取組として、セミナー「研究者ってなに?『SA OG』編」を開催 しました。本セミナーでは、本学の自然科学系の大学院を終了後に研究職として社会で活躍する若手の女性研究者より、研究内容や日常生活、ワークライフバランスについて、さらには、理系進路や研究職の実際や魅力について講演がありました。また、講演者が本学に在学中に活動していた「東北大学サイエンス・エンジェル」について、その概要と活動内容の紹介がありました。講演終了後には講演者とのグループトークや、東北大学サイエンス・エンジェルの活動内容の体験会を行いました。

プログラム

13:30-13:35 開会挨拶 田中 真美(東北大学男女共同参画推進センター 副センター長、医工学研究科/工学研究科 教授)
13:35-13:40 SA概要紹介
13:40-14:05 講演1 「それぞれの共存をめざして ~自然環境と人間社会、研究と家庭~」 長濱 祐美 氏(茨城県霞ケ浦環境科学センター・技師(任期付研究員))
14:05-14:30 講演2 「未知なる世界を追い求めて ~日本とフランス、アカデミアと産業界~」 小澤 友美 氏(株式会社ビービット・機械学習エンジニア)
14:30-14:40 休憩
14:40-15:10 東北大学サイエンス・エンジェルによる活動内容の紹介
15:10-15:25 フリーディスカッション
15:25-15:30 閉会挨拶 田中 真美(東北大学男女共同参画推進センター 副センター長、医工学研究科/ 工学研究科 教授)

参加SAの声

  • 現在就職活動中で自分自身のキャリアについて大変悩んでいたところだったので,OGセミナ―での先輩方のお話しは非常に興味深く,参考になりました.仕事と育児の両立やアカデミックか一般企業のどちらのキャリアを歩むか等,実際に経験した先輩方の話を聞いて,学ぶことが多かったですし,悩むことも多かったです.先輩方の話を通して,どんな道を選ぶにしろ自分で新しい場所を切り開き,自分で向き合い,自分の意思をしっかり表し,進んで行くことが大切なのだと感じました.
  • 東北大の博士を卒業し,現在自分のキャリアと家庭を両立させている先輩のお話がとてもためになりました.消去法で決めつけない,自分が知らないだけでキャリアと家庭を両立させている人はたくさんいる,諦めるのではなく無理のない範囲で自分がやりたいことは全部やれば良いというメッセージや先輩自身の姿はこれから博士に進む私自身のロールモデルにしたいと思いました.
  • フランスでのポスドク経験のお話は大変興味深く、後日、INSA Lyonからの留学生とその話で盛り上がりました。これからは、少しずつでも、ヨーロッパのような効率の良い働き方が日本にも導入されたら、もう少し楽しく働く・研究室生活を送れる人が増えるような気がしています。
  • 今年度の活動報告を行い、また他の方の報告を聞いたことで、活動の全体的な振り返りができました。自分が参加していなかったイベントもどれも魅力的で、来年度はもっと多くのイベントに参加したいと思いました。
  • I am greatly impressed with this activity because we can discuss what we feel and we have gained from those previous activities with different SAs and perspectives. In addition, when the SAs were asked for their feeling or impression toward those activities they participated in, these could retrieve what they have really gained even through the time pass by. Moreover, my impression also goes to the first part of this seminar about time management including research, family, and activity of the teachers, particularly, work-life balance. Taken together, this activity is really good and could summarize the benefits of all previously-done activities not only for the children but also for us, SAs.