【日 時】 2020年8月21日(金) 第1部/16:30-18:30 第2部/14:30-16:00 【会 場】 オンライン(Zoom) 【対 象】 第1部/学内教職員、学生、一般市民の方 第2部/中学生、高校生、保護者 【ポスター】 第1部 / 第2部 【参加者数】 第1部/100名以上 第2部/75名(関係者含む)
■第1部



■第2部










東北大学は8月21日を「女子大生の日」として日本記念日協会に申請し、正式登録されました。これを記念し、女子大生の日登録記念イベントをWEBで開催しました。
8月21日は、初代総長である澤柳政太郎の打ち出した「門戸開放」の理念をもとに、1913年、日本の大学で初めて女性の入学試験合格を発表した日です(官報告示)。このとき入学した黒田チカ、牧田らく、丹下ウメの3名が日本で最初の女子大生となりました。それから100 年以上を経て、本学では数多くの女性研究者を輩出しています。
女子大生の日登録記念イベントは、2部構成で開催されました。
第1部では、加藤諭東北大学史料館准教授と黒田チカ博士のご令孫である黒田光太郎名古屋大学名誉教授が講演を行ったほか、「門戸開放」の理念を打ち出した初代総長、澤柳政太郎の名前を冠した「澤柳政太郎記念東北大学男女共同参画賞」の第7回受賞者を発表しました。第1部は100名を超える方々が参加しました。
第2部では、自然科学系の女子大学院生で構成する東北大学サイエンス・エンジェル(SA)による中学生・高校生を対象とした研究発表・交流会を行いました。SAの研究分野の発表を通じて理系分野での研究の面白さや魅力、研究生活について伝え、各学部に所属するSAとの交流会を通じて、理系分野への進学に興味を持つ参加者の疑問や相談にお答えしました。第2部は、国内外から高校生・保護者等(学内関係者含む)を中心に75名が参加しました。
参加SAの声
- オンラインということで、交流は難しいのかなと思っていましたが、参加してくれた高校生が、進路などについて積極的に質問してくれていたのが、意外で嬉しかったです。自分も積極的な発信を頑張ろうと思いました。
- 今回の活動を通して、自分の研究を人に簡単に説明することの大切さを学びました。また、このような時代の中で、新しい形で人と交流する手段を学ぶことが出来ました。
- 自分の進路選択やその理由、思いをいかに魅力的に受験生に伝えるかを考えながら事前質問の回答を準備したことが大変でしたが、改めて言葉に書き残すことで自分のモチベーションを上げることができました。
- 発表者として登壇する立場になり、より伝えるには何が大事か、どうしたら良いかを深く考えるきっかけとなった。中高生が考える将来のモデルのひとつとして参考にしてもらえるよう工夫することは私自身の勉強になった。これからも彼らが必要とする情報や知りたいことをどんどん発信していきたいと思った。
- イベント終了時に、中高校生の皆さんから温かいメッセージをいただき、とても嬉しい気持ちになりました。(研究発表と座談会時はカメラオフでお顔が見られなかったので、少し反応が気になっていました。)今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、様々なイベントが思うようにできなくなっていますが、中高生は大学での研究にとても興味津々で、そのような方々に今後SAの活動を通して魅力的なコンテンツをお届けしたいな、と強く思いました。